音の可能性
- H.K
- 2021年7月2日
- 読了時間: 3分

はじめに
今回は弊社で開発した獣害対策装置でも使っていた「音」についてブログを書きたいと思います。音とは物体・空気・水・金属などを通して波となって伝わったものを指しますが、音は「周波数」によって音の伝わり方が異なります。周波数とは、音が1秒間に振動する回数のことを指し、「ヘルツ(Hz)」という単位で表します。周波数が高いほど「高い音」になり、周波数が低いほど「低い音」になります。人間の耳が聞こえるのは、だいたい20~20000Hz(20kHz)と言われていますが、この周波数範囲外の音は、音そのものは存在しても人間の耳では聞くことができません。また、音が大きすぎたり、聞き心地が悪かったりするような人間が不快に感じる音を騒音と呼んでいますが、人間以外の動物にも不快に感じる音があるようです。例えば「鹿」の可聴領域は数十Hz~約 3 万Hzと言われており、人間よりも高い音を聞く事ができます。人間には聞こえずとも鹿にとって不快な音を作り出す事ができれば、人との共生に役立つ事でしょう。鹿を含め野生動物は自分の身を守る為により広い周波数帯から人より多くの情報を得ているのかもしれません。

※旧獣害対策装置用に作った手作り感あふれるスピーカー
後により高周波を高出力で出力可能なスピーカーに変更。

加齢に伴う聞こえる音の周波数帯の範囲
身近に居る子供の協力を経て、6歳と9歳の子に聞こえる音の周波数帯を実験したところ、9歳よりも6歳の方が聞こえる音の周波数帯が広い結果となりました。実験サンプルが1つなので、全てに言える事ではありませんが、若い頃から歳と共に聞こえる音の周波数帯は狭くなっているのかもしれません。また鹿にも同じ事が言えるのか、子鹿の方が敏感に超音波に反応を示していました(単に子の方が好奇心が強いからなのかもしれません、今後の研究報告を待ちましょう)。

高周波実験の危険性
人間は20000Hz(20kHz)を超える周波数の音を聞くことができません。また加齢と共に聞こえる周波数帯は狭くなります。とは言え、音が耳に届いていないわけではありません。その為、音が出ていないと勘違いしスピーカーに耳を近づける事で耳を痛めたり、耳鳴りが生じる事がありました。これは大変危険な事で難聴になる危険性もあります。人には聞こえない大きな音を扱う際には、音を可視化できるアナライザーやイヤーマフ(ヘッドフォン型の耳栓の様な物)を使った方が良いでしょう。検出可能な音の周波数帯は狭いですが、スマートフォン用のアプリでも音が出ている事を確認できます。
音の可能性
音は耳で聞くだけではなく、多くの可能性があります。例えば、音を使った「超音波通信」・「非破壊検査」・「距離の計測」・「超音波洗浄」・「エコー検査」・「肩こりの治療」・「骨折の治りを早める」等々の面で既に活躍しており、今後も多くの分野での活用が期待できます。
最後に
今後も創業精神である「高い技術とまごころ」を通じ、多くの可能性を探求していきたいと思います。

※現在取り組みを行っている検証風景
H.K



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