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  • H.K

獣害調査と対策のその後

ワイナリー様のご協力を頂きながら獣害調査と対策装置の研究開発を行っています。本記事ではその後の様子と新たなIoT機器についてご紹介します。


動物達の様子

獣害調査を行っている札幌某所、11月に雪が降りました。撮影場所では殆どの農作物の収穫を終えたのですが、野生動物達は冬に向け残り物が無いか畑周辺の捜索に余念がありません。

昼間にエゾタヌキを初めて撮影できました。夜間に見る個体と比べると尻尾や背中の毛並みが異なる様なので別個体と思われます。


雪が降る中、エゾシカが川の水を飲みに来ていました。エゾシカは冬眠しない為、落ち葉・笹の葉・木の幹の皮などを食べて冬を越します。冬場、農家さんのリンゴの木が狙われやすく食害を受け枯れてしまう事が多々あるそうです。また冬場は電気柵が雪に埋もれるため使えず、効果的な獣害対策が難しくなります。


超音波を使った獣害対策

ワイナリー様から多大なご協力を頂き、超音波を使った害獣対策装置のテストを行う事ができました。おかげさまで多くの気づきや課題を確認する事ができました。来年の害獣対策に向け、改良型を設計中です。


農家さんにとって害獣ではありませんが、ネコも何かを探しに来たようです。

動物達の慎重さと大胆さのバランスに驚かされます。



新たなIoT機器

コロナ対策に向け新たなIoT機器のテストを始めました。まだ実用性や需要は未知数な所はありますが鋭意開発を進めてまいります。

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